Androidデバイスユーザーは「Google Playサービス」というアプリをどこかで見たり聞いたりしたことがあるかと思います。しかし実際にGoogle Play サービスの機能や利点を知っている人はほとんどいないというのが実情です。
「Google Playサービス」は、Androidデバイスのバックグラウンドで動作するアプリです。アプリが稼働していても何の効果もないように見えるかもしれません。しかし実は、携帯電話やタブレットが最も効率的に稼働するようにあらゆることをしてくれています。例えば、他のGoogleアプリの最新アップデート、Googleサービスの認証、連絡先の同期、最新のプライバシー設定の利用などが挙げられます。
しかし、Google Playサービスの最も優れた特長は、Googleの他の機能と連携する点です。少し説明は難しいのですが、アプリ同士をより便利に、よりスムーズに使えるようにする、とでも言っておきましょう。
例えば、Google Playサービスを使うことで、他のアプリから直接Googleマップにアクセスできます。あるアプリからタクシーの予約や目的地へのナビを見ているときでもGoogleマップの機能を使えます。また、Google Playサービスはゲームとも連携します。ゲームの進捗をGoogle Playサービスに保存・同期することで、ゲームのデータをしっかりと記録できます。
その他にも、Googleドライブと連携して他のアプリからファイル共有を簡単に行えるようにする、共通のユーザー名・パスワードを使用して複数のアカウントやアプリにログインする、Googleキャストと連携してAndroidアプリを他のデバイス画面で見られるようにするなど、さまざまな機能があります。
上記で説明した通り、Google Playサービスはデバイスの機能性を上げるためにあらゆることをしてくれます。しかし、このアプリの必要性を疑問に思う人もまだいることでしょう。実は、Google Playサービスがもたらす利点に特に興味がない人にとっても、このアプリはデバイスに入れておいた方がよいでしょう。Google Playストアにある大多数のアプリは、Google Playサービスがあることで正常に動作します。つまり、Google Playサービスを無効化したりアンインストールした場合、デバイスに入っている多くのアプリは機能しなくなることが想定されます。
Google Playサービスに欠点がないわけではありません。例えば、このアプリが電池を浪費する点を指摘するユーザーは少なくありません。また、デバイス内のあらゆる領域にアクセスするためにいくつもの許可設定が必要な点も欠点の１つと言えます。ただし、Googleは継続的にアップデートを行い、アプリの機能性向上に努めています。Google Playサービスがもたらす利便性を考慮すれば、これらの２つの欠点はそこまで重大な問題ではないでしょう。
簡単に述べると、AndroidデバイスはGoogle Playサービスと連携することでパフォーマンスが向上します。このアプリは携帯電話やタブレットにとって縁の下の力持ちです。AndroidデバイスユーザーはGoogle Playサービスをインストールして間違いはありません。まだ持っていない場合は、ぜひGoogle Playストアからダウンロードしてみてください。
